TKOT! TEXT2

SF留学記+雑記

ウクレレの弦

with 2 comments

最近ウクレレの弦を変えた話。
先に言っておくと、間違いなくウクレレ好きじゃない人には面白くない記事ですこれ。マジで。

僕のウクレレは父のお下がりである、あかるい色の Kelii のソプラノ。ちゃんとハワイアンコア。ハワイアンコアというのは、ウクレレの素材では最高級の材で、硬くて乾いた良い音が鳴るらしい。確かにマホガニーのものより雑味の無い音して良い気がする。僕のケリー、作りはなんかちょっと荒いかんじだけど良い音がするのでとても気に入ってる。あんまり見かけない色味のコアだし、シンプルで素朴なルックスも良い。
ケリーのソプラノ、日本で買うと4万円くらい。楽器は高い。それでもケリーはハワイ製のウクレレの中では最もコストパフォーマンスが高いブランドらしい。父はハワイで買ったのだろうか。いくらしたんだろう。
たしか、つじあやのさんも Kelii を愛用している。つじあやの良いよね。

ケリーに最初からついてた黒い弦が明るめのボディにマッチしてかっこ良かった。上の↑写真の。
フレットの部分がかなり削れてきてたから1年ほど前に Martin のものに張り替えた。最初は音の変化に軽く戸惑ったけど、一週間ほど触っていたら段々と音が小慣れてきて、なんか音が良くなった気がした。
黒いのは柔らかくて重厚な音だったけど、マーティンのクリアの弦は軽やかな音だった。値段は安かったけど良い音だった。さすがギターの名門、マーティン。

マーティンの弦おかげで演奏するのが楽しく、最近けっこう弾いてた。ストレスが溜まってくるとウクレレを弾く時間が多くなる傾向があり、今はまさに課題が架橋を迎えていてかなりヤバい状況で、ウクレレを弾く時間も増えている。これまでほとんど弾かなかったけど、マーティンの弦に変えてからかなり弾くようになった。黒い弦より僅かに細くなったので、コードをおさえやすくなったからかもしれない。

で、今回 Low-G チューニングにしてみたくなって弦を変えた。マーティンの音には何も問題なかったのだけど、前々から Low-G チューニングに憧れていた。
が、見事に失敗した。
ケリーのソプラノに Low-G チューニングはまったく会わない。全然好みの音じゃなくなってしまった。相性が悪い。
ケリーは元々、とても愛嬌のある音がする。コロコロと軽くて柔らかい音がよく響く。Low-G にするとボーンと低い音が入って、ウクレレらしい音じゃなくなってしまった。ソロが弾ける人は音域が広がって表現に幅が出るらしいが、僕にはまだ早かった。勿体無いけど、レギュラーチューニングの弦を新たに買うことにした。Low-G の弦は丁寧にとって、いつかまた使える時が来たら使おう。ちなみにブランドは KALA。ほとんど弾いてないのでなんとも言えないけど、店長らしきハワイアンのおっさんに曰く「とても良い弦だよ」とのこと。赤色の珍しい弦だ。全体的にマーティンよりも少し太めで、音自体も重めの印象。とても独特なので、気になる。何より赤い弦という見た目がクール。背伸びしないで Low-G チューニングでは無い方を最初から買えばよかった…。

そして今回。
前回は特に何も調べずにマーティンのを買ったが、今回は少し調べた。ジェイク・シマブクロやジェームズ・ヒルらスーパープレーヤー達の弦を調べたり、クチコミサイトなど見て回った。
ジェイク・シマブクロは DAddario の弦、ジェームズ・ヒルは HILO 。つじあやのさんもヒロらしい。
他には
GHS
Worth
そして今回僕が買った Aquila などが有名所。
アメリカではアクイラとワースが最もポピュラーのようである。

アクイラは数々のクチコミサイトで、その使用感はワースのモノと並んで極上であると讃えられ「特にアクイラは安いウクレレでも素晴らしく良い音を鳴らしてくれる」と評判。逆に「高級なウクレレではワースのもの、もしくは Orcas のものがよく合う」なんてコメントも。
Youtube にいくつかあった弦の比較動画を見た感じでは Worth の弦が最も好みの音だったのだけど、近くの楽器屋さんにはアクイラしか無かった。調べたところで無ければ意味が無い。
アクイラもワースもすごく綺麗な音色だけど、アクイラのほうが少し柔らかくトラディショナルな印象。言語化しにくいけどすごく良い雰囲気。
ワースは柔らかさの中にも少しクリスピーでキラキラした雰囲気があって現代的。
なんて言ってるけど、2つの聴き比べはなんとか出来ても3つ以上を同時に弾かれたら全然分からなくなる。その程度の微々たる違いだ。だけど、やはり比較動画では上に上げた数ブランドのモノがしのぎを削っている。微妙な違いに拘るプレイヤーが沢山いるのだ。


若くしてウクレレ速弾きで名を馳せた。一時はウクレレでロックな音を鳴らすことに対して、ハワイの伝統的な音を大事にしないプレーヤーだとか叩かれたりもしたが、彼は本来Low-Gチューニングには否定的でむしろ伝統的な音を非常に大事にするプレーヤー。表現力は誰も追いつけないほど熟練の域に達している。
今や誰もが認める世界一有名な超絶技巧派。間違いなく最も影響力のあるウクレレプレイヤー、ジェイク・シマブクロ。TEDに招待された時の演奏。


以前にも紹介したジェームズ・ヒルの神がかり的なビリージーンのカヴァー。想像を絶するテクニック。パーカス音、重低音どうやって出してるんだ。トリッキーさではジェイクをもはるかに凌駕するのではないか。かなりのイケメン。
アイデア溢れる技巧派、ウクレレプレイヤーが憧れるウクレレプレイヤー。

今はこの2大巨塔ではなかろうか。DAddario と HILO の弦の違いはもはやまったく分からないレベル。彼らには関係ない。二人とも共通してかなりクリスピーな音だが、ジェームズ・ヒルの方がさらにすこし硬め?というよりピックアップや録音環境の違いが大きそう。ウクレレ自体かなり凄そう。


↑アクイラとワースの弦比較動画。違いはほとんど分かりません。w
これだけ弾けたら良いなあ。

次回は HILO の弦を試してみたいが、基本的にナイロン弦の寿命は非常に長いので当分変える必要はない。音に飽きてきたら交換というかんじか。切れるまで頑張ってみよう。
今回の弦は白色。
黒、クリア、クリア赤、白、と4種類目の弦の色。最初の弦が黒だったからという理由だけで黒い弦が好きなんだけど、音が良さげなので白も好きになりそう。赤は…ほんと Low-G にしなければ良かったな。
張り替えたばかりだけどアクイラの弦は既になかなか安定しているかんじ。これからがかなり楽しみ。


そして、最後にこの記事のハイライト。
イタリアにあるアクイラの工場での弦の制作風景。これはすごく貴重な映像だと思います。すごくクール。
最後の弦職人たちのオリジンの話がすごく興味深い。貴重なビデオをありがとう!Bosko & Honey!

本当にウクレレ好きじゃないとまったく面白くなさそうな記事でした。

Written by tkot1

03/24/2011 @ 01:14

カテゴリー: Curiosity, Diary

コメント / トラックバック2件

Subscribe to comments with RSS.

  1. ワンダフル パチパチ

    toshiki

    01/27/2013 at 01:05


コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。