TKOT! TEXT2

SF留学記+雑記

全速力で駆け抜けろ!!

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アメリカには、グッドウィルという古物チェーンががある。主に古着がメインだが、電化製品や自転車、家具、食器、楽器、玩具等なんでも売っている。が、価値のある物は滅多に見つからない。
というのも、このグッドウィルは普通の古着屋と違って、グッドウィルに古着や中古品を売る客にはお金は入らない。メリットは、いらなくなった物を引き取ってくれるというだけ。
処分するには惜しいけど絶対いらない、けど売れるようなものでもないけど欲しい人もしかしたらいるかも的な物なら、全て引き取ってくれる。グッドウィル側もちゃんと選り抜きはするし、ガチでいらない物は全力で捨ててくれる。
滅多に貴重な物は無いといったけど、稀にちゃんとこってりしたブランドの服もある。いらない人にはいらないけど欲しい人には欲しいものがマッチする。

で、昨日の深夜、突如としてディノが「この冷蔵庫の上にある謎のブランケットの山をグッドウィルに持って行こう!」と言って掃除し始めた。本当に急だなこの人は。俺様を振り回すとはさすがメメメメメリケン。
始めたはいいけど、当時は深夜3時とか4時とか。僕はグラフの宿題にヒー言うてる時にこいつは横で何を始めとるのかと思ったのも束の間、なんでオマエ手伝わねえの的な雰囲気を出し始めるから、少し手伝って「俺宿題あるから」言ってすぐドロップ。私の切迫した状況を、ちょくちょく忘れるときあるね、このメメメメメリケン。しかし、ディノは深夜のうちに全ての粗大ゴミ不要品をまとめ終えた。それは覆いに評価に値する。よくやったディノ・タルル(27)。てか、フルネームおもろwww

朝5時頃に寝て、3時間くらいしか寝れなくて、学校行ってグラフの授業の予習グループに参加したり、図書館言って貸し出し禁止参考図書のページを沢山スキャンしたりなんかしたあと、帰って来た。
で、昨日の深夜交わしたディノとの約束、「不要品をグッドウィルに素早く運ぶ」というのを実行に移した。
ゴミ袋に8つの不要品をそれぞれ両手に2つづつ持って、片道5、6分の道のりを行った。重かった。そもそもなんで冷蔵庫の上にブランケットの山があったのか。私よりも数ヶ月前にこの家に住み始めたディノもその真相は知らない。天井にまで届くほどの、非常に駄目な雰囲気をかもすファブリックマウンテン。
グッドウィルの不要品回収ボックスに8袋のフラグメンツ・オブ・ザ・マウンテンを投入し、帰宅。しようと店の外に出た時だった。

ディノ「走らないか」
tkot「は?…なん…で…?」
デ「いや、特に意味はないけど」
t「え〜」
デ「カマ〜ン!」
t「お…おk…おk…」
デ「行くぞ。家まで競争な。」
t「…よっしゃ。わかった」
デ・t「レディ〜、ゴー!!」

細身の服着たメガネジャパニーズと、2mのアメリカン大男が本気の全速力で数ブロックを駆け抜けた!!ガチのレペゼン日米徒競走バトル!!!躍動する筋肉!!逆立つ前髪!!耳元で風がびゅー!!!
夕方になりかかった歩道にはまばらに歩行者やホームレスが分布していて、一歩間違うと凄く危険なロケーションだった。突風に目がついたようなモノになったつもりで、彼らの隙間を通り抜けた。電光石火ーーー!!!!
巨大なストライドが期待されたディノだが、その巨体がこのバトルフィールドの仇になり、今回の日米対決は日本に軍パイが上がった。
久しぶりに全速力で走ると気持ちよかった。自分、まだこんなに早く走れるのかという気分になった。多分ディノはでかいからそんなに速くないだろうと思ってたけど、予想より速くて、あの贅肉を落としたら相当のモンスターになるのではと思わせるパワフルな疾走だった。
勝てて嬉しかったし。

精神的に追い込まれると、何かから逃げるように走る習性のある私だが、ディノのおかげで無意識にガス抜き出来ているかもしれないな、と思った。「走らないか」なんて、あんまり言わないよ、いくらアメリカ人でも。
まあ、違う部分のストレスはたまるけど、それは留学の試練である言葉の壁とかそっち系のジャンルなので、あれだ、必要なんだ。

今日はグラフの予習グループをきっかけに、アニーっつうチャイナガールと友達になった。
今とってるタイポのクラスの留学生は多い。珍しい事に、今回はタイ人が一番多い。4人。チャイナ2人にコリアン2人。そして、モンゴル人の私だ。みんな英語のクラスをそれぞれとっていて、みんなの中では私の英語のクラスが一番下っぽい。
けど、発言や質問を気張ってしていたので、アニーに「私より英語クラスのレベル上かと思たネ」と言われ「Not really.(それほどでも〜)」と言いつつ勃起した。
英語でのプレゼンテーションはマジで大きな壁だが、作品のクオリティとデザインにかける興味と情熱を武器に、なんとかかんとかやっていけたらいいなあと思う。
とにかく単位落としたくない。こっちの大学、単位本当に簡単に落とすようだ。ちなみにこのタイポの授業、欠席一回しただけでマジで落とす(仕事だと思え、だそうだ)。リアルだ。

先日調べ始めたマヤ・リンだが、調べれば調べるほど興味深いアーティストだということが分かって来た。アメリカのランドスケープ界ではトップの知名度と名声を誇るが、名声を富に変えるようなことはせず、常に創造し続ける生粋のクリエイターである。
建築家出身で、シンボリックな建築を得意とする。もちろん一般的な建築物も造るが、近年ではその活動の幅をさらに広げており、もはやアーティストと言ったほうが適当だろう。

彼女のアイデアソースは、主に「地球」。
波の動きや、流氷、地層や断層プレート、地下水脈、深海など、地球が持つとてつもなく大きな構造を、自らの手で再現しようとしている。
特に近年の作品群は、自然物から受けた影響が色濃く見られる。作品を見る物に得体の知れないスケール感を体感させるような大きな作品が多い。そう、体感型のスカルプチャー作品だ。

地球が自然に作り出した構造を、人が体感しやすいようなスケールに作り替え、あたかも見る者に、彼らが今まさに深海や、断層の狭間に存在しているかような希有な錯覚をもたらす非常に興味深い体験…らしい。
あ〜あ。De Youngでやってた展覧会、マジで行きたかったな…。しょんぼりしちゃああ。あ〜あ。

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Written by tkot1

02/02/2009 @ 18:11

カテゴリー: Diary

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